assumption/遠くの影を見る
2023.09.25 - 2023.09.30 [ Ami-Kanoko ]
川島瑠保米田湧泉
[木版画] [版画]
–new face exhibition–
この度GalleryAMI-KANOKOは新鋭作家の2人展を開催します。
本展は今年度、大阪教育大学大学教育学研究科を修了した米田湧泉(よねだわくみ)と京都市立芸術大学大学院美術研究科版画在籍の川島瑠保の作品を展示します。
Statement 川島瑠保
鏡を介して映し出された空間は実物より遠のいた存在になってこの世に存在する物であるかどうか疑ってしまいます。版表現を通して実像と鏡像が入れ子になり、空間が広がることを考えて制作を行なっています。
Statement 米田湧泉
ものを目で見たときに捉えられる像について考え制作している。
遠くのものに目をやるとき、捉えられるのは手前にある表面のみである。その物体の中身や奥行き、質感などは目では見えない。見るという行為が表面を捉えることに過ぎないと考え、周囲のものが自己と切り離された存在であることを強く感じる。自分と離れた別の場所で存在する、触感も知らない不確かなもので世界は当たり前に作られている。そんな目でしか捉えることができない世界に、ふと恐怖感を覚える。
今回の展示では、目に映る存在の不確かな表面を表すために、木版の刷りによるイメージの写しを行う。対象の表面が目に映ることと、版木に彫られたイメージが紙に写ることを重ね、対象の表面が目に映った瞬間の感覚を表すことを試みる。
川島瑠保
経歴
2022 |
京都精華大学芸術学部造形学科卒業 卒業 |
2022 |
京都市立芸術大学大学院美術研究科版画在籍 |
主な展示
2023 |
川島瑠保個展「lime-light」 京都市立芸術大学小ギャラリー |