美崎慶一 「描写+描写」

2025.01.21 - 2025.02.01 [ 3F ]

[絵画]

2025/1/21(TUE)-2/1(SUN)
12:00-18:00

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「線描を中心に画面を構成している。
もともとは、数秒で描いた線描である。この場合、いかに時間をかけないか…が重要です。
眼で観たものを頭で処理をして、手が描く短いと感じる時間が大切です。
何をとらえて何を省いているのか…作者の主観さえ入り込む余地がありません。
そこに生じるエッセンス、あるいはバグのような形を、絵の中心に据えている。
背景にある、風景の一部を切り取った写実表現も描写なのだが、肝心なのは、線描もまた描写であるということ。
これら描写の見え方の違いが心地よく伝わればよいと思う。 美崎慶一
 

宮崎駿の映画「となりのトトロ」に出てくる”まっくろくろすけ”を見たとき、我が家にも居そうな気がする、と思った人は多いはず。
”もののけ”という言葉も出てきますが、これも何か居そうな感じがします。神秘的でもなく、お化けでもなく、生き物でもないけど、
我々が「見えているものの影」の裏に何かが住んでいる気配を感じるものです。それが描写されているのが、美崎さんの作品だと思います。

親密な感じがするのですが、見たことな奴、輩なのです。

 

 

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