Hours 12:00-18:00
展覧会コメント
主に銅版画やシルクスクリーンなどの版画技法を用いて、3DCGで作成したオブジェクトをモチーフに作品制作をしています。デジタルツールの普及や情報ネットワークの発展によりウェブ上のコミュニケーションが一般化した現在の社会では、バーチャルとリアルが複雑に関係しあう社会状況が生じています。3DCGというバーチャルな仮想のオブジェクトは、版画技法によって支持体に写し取られ、物質を持ったリアルな作品となります。デジタル上の部屋を模した空間で、新たなオブジェクトを作ったり配置やサイズ、テクスチャを変えて様々な風景を作り出すことは、積み木やブロックを組み立てるような自由な遊びに似ています。今回の展示では、この仮想の空間を遊び場と捉え、バーチャルとリアルの関係や作品表現における「遊び」について考えています。版画の複製性や版の介在によってデジタルイメージを再構築することで可能となる、仮想オブジェクトの表現があると感じています。
1989 | 新潟県生まれ。 |
2023 | 長岡造形大学大学院造形研究科修士課程 修了 |
2014 | 羊画廊(新潟)[‘15, ’16, ’17, ’18, ’19, ’20, ‘22] |
2023 | GALLERY URO(大阪) |
2024 | Gallery :b(ソウル) |
2018 | 「VOCA展 現代美術の展望–新しい平面の作家たち」(上野の森美術館・東京) |
2023 | 「第66回CWAJ現代版画展」(代官山ヒルサイドフォーラム・東京) |
2024 | 「第9回山本鼎版画大賞展」(上田市立美術館・上田) |