EVENT 第17回 評論を書くことを考えてみる会 2018年6月29日(金)18:00~

2018年6月29日(金) 18:00~
画廊 編  ぎゃらり かのこ 1F
司会 上倉 庸敬 (大阪大学名誉教授)
大阪市助成事業
評論の対象となります作家:大野 浩志 -在り方・現れ方- 大野浩志展  

展覧会会期 2018/6/18(月)~6/30(土)
日曜日:休み
12:00~19:30
2000年から作家が筆をおくまで塗り続けられる予定の作品を2018年現在の状態を展示。表面に現れる”絵の具”のマチエール(波のような模様)は、全く予期せぬもの。油絵具のマチエール(絵の具によってできあがる表面の紋様)は、絵の具が乾く毎に、丁寧に薄く絵の具を塗り重ねたために出来上がったもの。塗っているときは知らず知らずのうちに呼吸を止めている、と作家が言うほど、薄く丁寧に塗り重ねる作業の繰り返しであるのにかかわらず、表面に思ってもみなかった凹凸ができている。その凹凸は、火山の噴火でできた岩石のように荒々しいものであったり、水面のように見えるくらい柔らかであったりする。
 今回は、この長年にわたる塗りの作業から現れる紋様、凹凸、そして時間の積み重ねによって重たく響いてくる作品について評論の書いて頂きたいと考えています。