メッテ氏はデンマーク在住。2014,17,2020年にデンマークアートカウンシルからの認定を受け、
活動を続けてきています。
兵庫県宝塚市在住の栩山孝は版画家で、2020年にアートムーヴコンコール大賞、2021年瀬戸内芸術祭に参加予定。
過去の記憶を刻印していく作業を制作を通して行っている。
シルクスクリーンの版画の上に、正方形の形状・数字が羅列したスタンプ・鉄の金物の錆
が記憶が重なるように押されている。
◆メッテストロング スクエアダンスについて
スクエアダンスは、フランスとイギリスの民族舞踊から来ています。
ダンスには、音楽があり、そしてその他の要素として、リズム、テンポ、繰り返し、休止でから成り立っています。
私は、このスクエアダンスというタイトルを25年も使っています。
それは、作品の中に音楽性を色と形で表現したいと考えているからです。
それと同時にスクエア(四角)という形は、私にとって魅力的です。
形はとても単純で基本的な形ですが、この形は何かを内側に入れることも出来ますし、
何かを外側に加えることもできます。
ときには、枠組みとしての形や、外と内の境界として働く場合もあります。
四角や正方形は、人工的な形で、それゆえ現代の我々の生活のいたるところで見ることができます。
例えば、建築や船のコンテナ、段ボールの箱やパッケージ類。
我々の生活は、この人工的な形状と切り離せないものであります。
作品は、私が着色した紙を編み込む、織り込む手法を用い、ここに様々なスクエアの形状が見えるようにしています。