Lo-fi  火少食反 Painting

2017.12.04 - 2017.12.09 [ 1F Ami 2F Kanoko ]

冬乃太陽
[インスタレーション] [平面] [絵画]

 

冬乃太陽は 1986 年大阪生まれ。大阪の繁華街で育ち、京都にて建築を学び、その後独学で 絵を描き仮想空間をモチーフとした作品の発表を続けています。
冬乃太陽には独特な制作プロセスがあります。まず立体模型を作り、そこから模型のディテ ールを部分的に切り取とったり、クローズアップしたり、時には模型どうしをくっつけたり 分解したりします。そうして構成された模型をアクリル絵具で平面へ描写し発展させてい きます。 本展では、Gallery Ami-Kanoko の建物でもある町屋 1 階と 2 階部分を全使用し、冬乃太陽 の世界を多いにお楽しみいただけます。1 階では近年、精力的に取り組んでいる「HALO」 シリーズより新作 12 点をインスタレーション形式で発表いたします。「HALO」シリーズ とは球体模型から金属片や紙くず、人工的な光の線を抽出し、平面描写する際に、重力の無 い宇宙や時にはどこかの島の上空に突如ちりばめられる作品です。 1 階展示空間をフレーム作品で間仕切り鑑賞者にはフレーム作品をまたぎながら鑑賞して いただきます。2 階では、冬乃太陽の思考のプロセスに近づく事を可能にするスタディモデ ル(立体模型)、及び、スタディドローイング(立体から平面への思考)を展開いたします。

アーティスト・コメント 絵画作品は、昨年から取り組んでいる HALO シリーズを展示します。何かが生まれる為 には、泡や細胞のような膜に包まれた空間が必要であるということから、膜の中の空間を 始まりに、造形を発展させ、実際の風景をも取り入れて画面の中に複数の空間を存在させ る方向へと進んで行った作品です。進めていくうちに、モデルの造形を発展させることか ら、画面の構成へと比重が変化していきました。画中で重ね合わされてきた空間の小片 は、次第に 3 次元的な奥行きと平面性の間で揺れ動き、居場所を失っていきました。そし てバラバラのまま、画面の中に構成という結びつきでぺたりと平面になり、居場所無きま まに張り付いていきました。 これらの作品のムードは、大阪の、ミナミの、街の、 喧騒の、歪さと、刺すようなネオン の光によって、洗練された hi-fi とは対極のノイズ混じりの lo-fi の感性が投影されている のだと思います。日が落ちてから、鑑賞していただくのも良いかと思っています。 -冬乃太陽

 

 

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