漂流-drifting-

2017.05.01 - 2017.05.13 [ 1F Ami 2F Kanoko ]

芝高康造
[モノタイプ] [銅版画]

(日曜日:休 祝日は開廊いたします。)
ビュランという刃物で銅板に直接彫りを入れ、その線を紙に転写するという版画技法です。
16世紀前半のアルベルト=デューラーがこの手法で多くの作品を残しています。
17世紀に活躍したレンブラントの頃は、銅板を腐食するエッチングの手法が主流となり、このビュランで直に板に彫りを入れる技法は廃れました。
芝高の作品の特徴は、自身の多数の版をコラージュして、絵画を制作するやり方で、これは自己表現を断ち切って、出来たイメージを突き放した位置から確認していくという制作の態度の中にあります。
作品は、一般的には方向性をもって、出来上がりをイメージして作られて行きますが、芝高のやり方は、偶発的に仕上がった作品が出発点になります。作品は、複製の為のものでなく、”モノタイプ”というオリジナル絵画と同じカテゴリーになります。

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