海江田波留美

2017.07.03 - 2017.07.08 [ 1F Ami ]

海江田波留美
[墨] [書]

手習いという言葉があります。
習字=書は師匠の手本を横に置き、習うものであり、個による違いが入り込む余地がないです。
そういう書道界は、「師を越えてはいけない世界」と謂われ、海江田氏は戸惑いを感じ、
40歳のときに書道界から脱し、独りで作品の発表を始めました。
以来、NY,パリ、ジュネーブ、イスタンブール、東京他で個展を行ってきました。
海江田氏の作品の中に、スタイルの確立を試みた形跡は見られません。
むしろ、”書を自らの表現の世界とすること”つまり、臨書(手本書きを写す)でない書を描く
という生き方そのものを作品のスタイルにしています。

線描写を中心とした抽象画では、20cm程度の長穂(穂先が長い)の筆を好み、
描き手の意思が通じない筆の動きに自我の消失を希求する。
仮名文字は、西行を嗜好する。

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