あさうみまゆみ 冬眠の前に

2012.11.26 - 2012.12.08 [ 2F Kanoko ]

あさうみ まゆみ

もともと陶芸家だったあさうみさん。今でも陶芸は好きだと言ってくれる。「美術」を制作する世界から工藝の世界を眺めると、どうも自分には合わない、と思い出しよう。自由な発想で表現が許される「美術」の世界は、開放された感じがすると、今回リラックスした気持ちで作品が出来上がりました。

展示の作品は、動物の形をした「ソフトスカルピチャー (柔らかい彫刻)」を発展させたものです。あさうみさんは、学生時代、とりとめのない絵をたくさん描いていた、とその頃のことを思い出してお話してくれます。それが今回の作品に生かされています。女の子の頭におうちがついていたり、鳥の形とピエロがくっついていたり、と作品の絵も形もチューンナップしました。見ごたえがあります。あさうみさんが影響を受けたキュビスムの表現が見え隠れします。工藝に甘えないようにと、布の質感は、極力出さないようにした、とお話してくれました。

タイトル「魚の池」は、作品が魚の形をしている。この魚をどこでどうやって採ったか、というお話が作品に描かれています。

立体の作品なのですが、作家の頭の中では、絵画を描いてのだそうです。だから、裏側に絵画はありません。
立体は立体の面白さがあります。壁にかけなくてもいいし、持って歩ける。触った質感がある。でこぼこしているのかあな、柔らかいのかなあ、と想像させてくれます。変なところに突起物があるのは、なんといっても面白いです。

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