上前功夫

2018.09.17 - 2018.09.29 [ 1F Ami ]

上前功夫
[ガラス]
ガラスを鋳造した際に産まれる複雑な内部の表情を捉え、
その光の反射や屈折による美しいガラスの表情を最大限に活かした立体表現を行う事で、
凛とした空気感を演出したいと考えています。
ここ数年、廃ブラウン管再生ガラスカレットを使って立体造形作品を制作しています。
工業製品としての規格と品質をクリアしている為、非常に美しい素材です。
鋳造によって、型に流れ込んだ廃ガラスカレットは、文字通り、廃棄物から作品へと再生し、
その過程で産まれ出たガラスの表情は、作家の意思を通り越し、鑑賞者へ様々な印象を想起させ、
また、素材は工業製品から立体作品へと姿を変えて、人々の「視線」を受け止め続けます。
一度は廃棄された素材が、自分の手を通して造形作品となり、
そして、建築や、開かれた空間の中で活き、
人々の生活の一部となってくれるなら、
それはこの上ない、幸せな事なのではないかと考えるようになりました。
素材を見出し、素材の価値を再び作品として構築していく作業に、
この上ない制作の喜びと充実感を感じています。

上前功夫

略歴

1985 兵庫県生まれ
2008 大阪芸術大学工芸学科ガラス工芸コース 卒業

大阪市立クラフトパーク 吹きガラス工房 非常勤指導員
2010  大阪芸術大学 工芸学科ガラス工芸コース 非常勤副手
2013 大阪芸術大学 工芸学科 非常勤嘱託

夙川学院高等学校 美術科 非常勤講師
現在 金沢卯辰山工芸工房 専門員

上前功夫detail

EXHIBITION PHOTOS