一分打法

2017.06.12 - 2017.06.24 [ 2F Kanoko ]

堀尾貞治
[一分打法]

毎朝欠かさず堀尾氏が行う「一分打法」と名付けられた日課は、制作の手法を探り、画面を分析する作業です。
一分と言うから、速く、効率よく、というのが大切なのです。
その手を動かす速さが一日のリズムをつくってくれるのでしょう。

多分、堀尾氏にとってのラジオ体操なのです。

今年の2月2日の一分打法は、水を含ませたクレヨンで紙に線を引きました。
色の中に水滴は混ざり、線が膨張しています。
その線描の上に、重ねてアクリル絵具で線を描きました。
幼稚園で、子供たちが画用紙に楕円や歪んた四角やまっすぐな線を嬉々として描いているかのようです。
そういった実験的で遊戯的な絵画を一度に5枚や6枚描きます。
こういった作業の繰り返しが、堀尾氏の制作の種になります。

堀尾氏は、「お菓子を食べるように絵を描いています。」と、話してくれたことがりあます。
この言葉は、堀尾さんの作品を造る毎日の気持ちを本当によく表しています。
甘いお菓子のように、堀尾さんは造ること、描くことがすきなのです。

今回の展示では、ここ数か月の”一分打法”の絵画を皆さまにご紹介したいと思います。
堀尾氏の産み出す源を知って頂きたいと思いますし、
我々も堀尾さんと一緒にお菓子を食べれたらいいと思います。
(中島由記子)

EXHIBITION PHOTOS